■がんと娘と時々旦那■

2010年4月 非浸潤性乳がんの告知を受けその後の治療や気持ちを残し、6年後に笑って読み返せるように頑張りたいな。
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体の調子
乳がんになり、いろいろネットで調べてると自分の今の症状からどんながんか憶測がつく。


乳がんは肺・肝臓・骨に転移する可能性が高い。




4月に入り肩こりがひどい。


そして数日前から左足が痛い。


もしや骨へ?


そんなに進行してるの?


そう思うと調べずにいられないのが私。



どんどん悪い方へ行く。


なんだかチクチク痛い。

炎症性乳がんか?

それとも骨に遠隔転移のステージ4か?




立ち直れない。


いずれにしても上記のがんなら一般的に5年生存率は低い。




毎日不安でたまらない。



やはりこの肩こりと左足の痛みはおかしい。


検査の結果はまだだけどどこかで病院へ行かなきゃな。



とはいいつつ怖くて行きたくない。



もしそうなら現実を受け止め頑張って治療しよう。
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悲しい出来事
今日はhiの保育園のお友達のお父さんの告別式。


私よりはるかに若い働き盛りのお父さん。


お母さんと並びみんなのお焼香を見つめる子供を見ているのが辛い。



そして自分とリンクしてしまう...





今の自分にはとても辛い時間だった。



でもたくさんの方に見送られてお父さんは幸せだったと思う。

ご冥福をお祈りいたします。
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保護者会
今日はhiの学校の保護者会。


なんと委員をやることになってしまった。



どうしよう、乳がんの治療や手術もあるのに...



でも自分の子供の事、もし悪い癌で長く生きれないかもしれないならまだ元気な今何かやろう!!


そんな思いが強かったかな。


どちらも頑張ってやろう


で保護者会の後はhiの英語。

その後保育園・英語・学校がずっと同じお友達とご飯を食べて帰った。


初めてお友達に乳がんの話しをした。



ひとつ隠し事が無くなり気が楽になったよ。

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組織診
今日は胸に針刺して組織をとる。



担当医自らする検査。



なので外来の患者が終わる3時からスタート!


同じ検査をする人が数人いるので3時の受付順だとさっ。


ならば2時半に到着するでしょっ。





絶対一番だと思っていたら、隣で寝ていたおばあちゃまが先に呼ばれた。


一番じゃなかった事にちょっとショック



で次は私。


左胸に麻酔。


先生
「これ痛い?」


「いいえ」

先生
「では針を刺して細胞をとりますね。バチンと大きな音がしますよ。」
「ここをとろうか。この下も...」

と画面を見ながら直接疑わしいところに針をさす。バチン。針をさす。バチン。

4・5か所繰り返され、左胸には生温かい自分の血が伝わる。


先生
「はい。終わりました。」

看護師さんがぎゅっと止血してくれて左胸いっぱいにガーゼがあてられた。


看護師さん
「今日はお風呂もお酒もやめてくださいね。明日のお風呂に入る前まではガーゼを外さないようにしてください」




どきどきの検査が無事終了。

抗生剤と痛み止めをもらって帰る。






麻酔がさめてどんどん痛くなる。




ズキズキ...




はぁ2週間も結果が聞けないのはどうなの?


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言わなきゃいけない人へ
ただでさえ月曜日は憂鬱なのに今日は本当に憂鬱な気分で職場へ。


私は派遣社員。


会社と派遣会社に現状を話さなきゃいけない。


まずは部長。


現状を話すとすごく驚いた表情で


「まず病気を治す事を考えなさい。会社は何とかするので治療をして戻ってきなさい」

と温かい言葉をいただいた。


頑張ってみようと思った。





この日仕事を終え、家から派遣会社の担当者に同じく現状を伝えた。


こちらもすごく驚いた感じの声の表情


治療方針が決まったら連絡することになった。



いろんな人に迷惑かけてるよ、私。



旦那の母には旦那から話してもらう事にした。


いろいろ突っ込んで聞かれたら冷静に話が出来なそうだから。



これで一通り言わなきゃいけない人には現状を話した。






後は友達かぁ。


ママ友・飲み友・キャンプ友などにはいつ話そう。



悩むなぁ...
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弱いぞ。
自分の弱さをあらためて実感する。

何もする気にならない。


それだけならまだしもイライラがおさまらない。

娘に対して旦那に対して。


ダメだぁ~



いけないとわかっている。

でもついつい言ってしまう。

この精神状態をどう乗り切るか。
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プチ告知
今日は旦那と娘と病院へ。




昨日のマンモグラフィと超音波の見解を聞きに。





小学生になったhiを待合い室に待たせ旦那と2人で診察室へ入る。

一人で待てるhiに成長を感じた。





診察室のパソコンには超音波の画像が並んでいた。


「おはようございます。昨日はありがとうございました」

先生
「おはようございます。早速ですが超音波を見て気になる部分があります。4×2.5の分厚い層がありその中にところどころ黒い影があります。恐らく悪性のものですね。」


「やはり...大きいですね。」

先生
「うん...固まりというかべたっと広がるタイプですね。画像だけではがんの種類を特定出来ないので疑いがある場所に針を刺して細胞を検査しましょう。局所麻酔をしてやるので痛くないですよ。」


「はい、お願いします。先生の現段階は画像を見てどんながんだと思いますか?」

先生
「細胞の検査結果と一緒に詳しくお話ししようと思っていたのですが...」


といいながら非浸潤がん、浸潤がんの説明と治療法などを絵をかきながら説明してくれた。


旦那はただ何も言わず先生の話しを聞いていた。



広がりから非浸潤がんのように見えるが細胞を見ないとわからないと。



だったらいいなと心の底で思った私。





そんなこんなで細胞検査の予約を一週間後に入れ診察室を出た。



覚悟はしてたがへこむなぁ。




診察室を出ると娘は待合い室の大きな窓から外を見ていた。


この日は久しぶりの晴天。



でも私の気分はどんより曇りだわさ。








一度家に帰りお友達のお見舞いに行く。


家にいてもモンモンとするからさ



そして久しぶりの友人家族との再会。

短時間だったけど顔が見れて良かったわ。






疲れたけど忘れられない一日になった。



この気持ちで明日の日曜日は何をして過ごすかな。






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旦那へ
着信に気がついた旦那より電話は入った。




旦那
「ごめん、電話出れなかった。」


「大事な話しなんだけど今平気?」

旦那
「うん」


「私、多分乳がんだわ。今病院で診てもらって大きさと部位から悪性の可能性が高いって。明日今日の超音波の結果を聞きに行くのに一緒に来てくれるかな」

旦那
「自覚症状があって病院へ行ったの?」


「うん...」

旦那
「わかった。がんになってもおかしくない歳だし、とりあえず明日先生の話しを聞こう。」



そんなやり取りだったかな。


とても冷静な旦那にびっくりだった。



逆の立場ならきっと取り乱し根掘り葉掘り聞いていたに違いない。



すごい人だ。





とにかく考えても仕方ない。


が考えてしまう。

気が張っているのか涙は出ない。



そんな気分だけどいつものように時は流れる。


hiの英語教室だから帰るとするか。





一度家に帰り学童へ迎えに行く。

旦那よりメール。
「もうすぐ家に着きます」

早退をしてきてくれた...

うれしかった。




英語から帰り何もする気がしないので出前を頼んで夕食終了。

とくに旦那とは乳がんについての話しはしなかった。



食後、hiと旦那で風呂に入り上がってきたhiは
「おかあ、おっぱいの病気なんでしょ?入院してもおとうと頑張るよ。いっしょにご飯作ったりする」

泣きそうになったがこらえた。
「もし入院や手術になったらちゃんとおとうさんの言うこときくんだよ」





そうならなきゃいいな。本当にそうならなきゃいい...





一人お風呂でおお泣きした。






少しすっきりしたかな。

泣くのってストレス発散できるねっ。



娘や旦那のためにもがんばろう...
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初診
誰にも相談出来ず自分で決めた病院へ行く。






hiを送り出し、旦那には


「ちょっと出かけてくる」

旦那
「どこに?」


「今日はhiの英語だから夕方までに帰らないと。いくつか行くとこがあるから...行ってきます。」


いろいろ聞かれたらダメだと思いさらっと家を出た。






もちろん初診で紹介状なし。


8時半過ぎに受付完了。

でも乳腺外科の初診は3時半ぐらいと言われた。

3時半????どういうことよん!


一応、乳腺外科の受付で問診票を記入して病院を出た。

一度帰って出直すかぁ?迷ったけどやっぱり無理と決断した。

この日はhiの英語で4時には迎えに行かなきゃだよ...


ダメだぁ

病院に電話をしてやはり時間的に無理なので取り消しをした。

でも患者登録を済ましているので次回の診察は電話予約出来るっ!


ちょっとラッキーな気分





いやいや、いち早く診てもらわないと。




そこで去年まで婦人科でお世話になっていた大学病院に電話をしてみた。



乳腺外科につないでもらい本日の診察が可能か聞くと

「10時半までに受け付けしたら診ます」という言葉に電車&タクシーでぎりぎり5分前に受付完了。

待合室でしばらく待つ。


去年まで子宮けいがんの疑いで5年近く検査を続けた。

同じ待合室だが気分が全く違う。


なんだろう。


この不安な気持ち...




逃げだしたいよ。





以外にも12時前には診察室へ。



先生は30歳代の若い男の先生。

基本的に私は婦人科の時も女医じゃなきゃいやっというタイプではないので平気平気。

男でも若くてもいい仕事をしてくれればいい。

そんな思いの中問診へ。

先生
「今日はどうしました?」


「左胸に分泌物としこりがあり来ました」

といつからの症状かなど詳しく話し触診へ。


ベッドに横になり両腕を頭の上にして触診開始。

先生
「んー結構大きいけど気がついたのは最近?」


「分泌物は以前からあったけど、しこりはここ2週間ぐらい前にあれっ?と思いました」

先生
「あなたの場合、右の乳腺も炎症があるね。もともと胸が張りやすく炎症が出やすい乳腺だね」


「今回は時期が過ぎても張りと分泌物が治まらないのでおかしいと思って」

先生
「場所と大きさから非常にあやしい、というのは悪性の可能性が高いかな」


「......」

先生
「今日はマンモグラフィと超音波の検査をしましょう。結果は明日以降ですがいつがいいですか?」


「明日は主人と来れますが空いてますか?」

先生
「大丈夫です。では明日来てください」




そんな感じでいやな事を聞いてしまった。




母は54歳の若さで他界。

遅かれ早かれ私は癌家系なのでくると思っていたが......


早すぎだ。


hiはどうなる?私は死ぬのか?




そんな思いと同時に明日一緒に来てもらう旦那にこの事態を話さないと。



会計を済まし、本来は病院の前から乗るバスを乗らずに駅方向へ歩き気持ちを落ち着かせた。


どう切りだそうか。



考えても仕方ない。

言われた通りに伝えよう。


電話かけるが留守電。

もう一度かける、やはり留守電。



しばらく歩くと電話がなった。





旦那だ...
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病院探し
病院に行くこと決意して2週間。

いろいろ調べたけどどこがいいのかわからない。

いい先生がいるのも当然だが、もしがんなら通い続けなくてはいけない。

手術になるなら旦那が負担にならない病院にしよう。

などいろいろ考えた。



そんなことしてる間に病院行けって感じなんだけどやはり悩む。

しかも乳腺外科は婦人科と違ってどこの病院にもあるわけでもない。


そして私の条件は

1.乳がん検査・治療・手術・乳房再建の症例と治療件数の実績数

2.旦那・家族に負担にならない距離・場所

3.自分が通い続けられる距離・場所

を探した。

そしてとある病院に決定して病院へ行くことにした。

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